2025年10月26日、日本武道館で開催された
ACIDMAN「This is ACIDMAN 2025」ツアーファイナル公演に、
ヴィオラでストリングスサポートとして参加させていただきました。
ACIDMANさんの音楽は、力強さと繊細さ、そして深いメッセージ性を併せ持っていて、
その世界の中にヴィオラとして音を重ねられたことは本当に光栄で、
一音一音に込められた想いを感じながら演奏しました。
日本武道館という特別な場所で、観客の皆さんの熱量と
ステージ上の音が一体となって響き合う瞬間は、まさに圧巻でした。
音が天井へ、そして客席のすみずみまで広がっていくあの感覚は、
何度経験しても胸が熱くなります。
今回のセットリストはどの曲も本当に素晴らしく、
ACIDMANさんらしい哲学的で美しいサウンドに包まれながら、
ストリングスの響きが楽曲の世界観をより豊かに彩っていくのを感じました。
音の中に“祈り”や“希望”が息づいていて、演奏しながら何度も鳥肌が立ちました。
ACIDMANさんの音楽には、静寂と爆発、破壊と再生といった対比の中に
生命への尊さや自然への敬意が込められています。
その音楽の哲学を支える一員としてステージに立てたことは、
音楽家として本当に幸せな瞬間でした。
そしてステージから見えた客席の光景が忘れられません。
曲が終わるたびに湧き上がる歓声と拍手、涙ぐむ方の姿、
ひとりひとりが音を受け取り、心で反応しているその空気に包まれ、
改めて音楽の力の大きさを感じました。
この日のために尽力されたすべてのスタッフの皆さま、
そして素晴らしい音楽を生み出し続けるACIDMANの皆さん、
会場に足を運んでくださったすべての方々に、心より感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。🙏🏻
音楽は、その場にいるすべての人をひとつにする力を持っています。
その瞬間に立ち会えたことを誇りに思い、
これからもヴィオラを通して、音の持つエネルギーを届けていきたいと思います。

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